【大人4名でも余裕の空間】DODのカマボコテント(中古)で秋雨キャンプ使用レビュー

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キャンプ

出発前日の天気予報では降水確率90パーセントで雨、という正直気乗りしなかった1泊2日のスノーピーク白馬でのキャンプ。

結論として、当日のキャンプでは予報通りの雨に悩まされながらも、仕入れの際についでに購入したカマボコテント(中古)の真価を実感した1泊2日のキャンプとなった。

わが家は、いつも雨中のキャンプではけっこうな確率で喧嘩が勃発してしまうほどの仲睦まじい夫婦だから、雨キャンプのストレスは嫌というほど熟知している。

しかし今回、天気予報では雨だったものの友人2名と現地で合流することになってたから、さすがに他人がいればピリピリした現場もマイルドな雰囲気になるだろう、という希望的観測もあってキャンプを決行することにした次第。

実際のところ、到着後から断続的に雨が降り続き、テント設営時から撤収まで天候との戦いを強いられたものの、2ルーム構造の特性を活かしてリビングスペースでゆったりと過ごしながら、インナーテントでは快適な就寝時間を確保。ベンチレーター構造と適切な換気で結露も最小限に抑えることができた。

今回は、あいにくの天候下でこそ実感できた、カマボコテント3Mの実力と対処法について、セットアップから撤収までの体験を詳しくお伝えする。

中古テント購入を検討するなら【3つの注意点】

中古とはいえ、カマボコテントが税込み11000円は安すぎ

中古のテントを購入する際に必ずチェックしてほしいポイントは下記の3つ。

  1. 加水分解(テントのベタつき)がないか?
  2. 付属品はあるか?
  3. 新品と中古の価格差は許容できるか?

ひとつづつ解説していくので見てほしい。

余談ですがマイキーはプラスアルファで「最悪そのまま売っても利益が出せる」という判断基準で購入してます。

加水分解(テントのベタつき)がないか?

「テントの加水分解とは?」

テントのやコーティングにされている化学物質(主に樹脂など)が水分と反応して分解を起こす現象です。 キャンプ用テントでよく使われる生地防水コーティング(PU)は、湿気や湿気と瞬間的に接触することで劣化し、コーティングが分解されます。

まずはお店で実際にテントを確認することが超重要。

収納袋を開けて本体の生地に「白い粉が吹いてる状態」だったり、触ってみてべたつきを感じるようならほぼアウトなので購入は見送ること。

判断に迷う場合は「保証期間の有無」や「中身の状態確認」などを店員さんに相談してみよう。

マイキー
マイキー

ぼくは普段の仕入れでも

店員さんによく相談します

付属品はあるか?

次に確認すべきなのは付属品。

出典:DOD公式HP

とくに画像のような骨組み(ポール)がない場合、やはり購入は見送ること。

付属品が著しく欠品している場合はお店での値付けも著しく安く設定されている場合があるけど、ポールはテント本体同様に重要なパーツなので要確認。

逆に言うと、もともと同じテントを所有していて、そちらを流用して使うことができるのならだいぶ安価に手に入る。

ちなみにメルカリなどで別途そろえることも可能。

新品と中古の価格差は許容できるか?

出典:メルカリ※「目立った傷や汚れなし」で検索
新品価格 ※DOD STORE価格79,640円 (税込)
中古価格 ※フリマサイトだいたい3万円~

新品はDOD STORE価格での8万円をまず基準として考えたい。

中古品の相場はメルカリだとだいたい3万~4万あたり。購入前に出品画像と説明文をしっかりチェックして、不明点は事前に質問すること。

ぼくみたいなリサイクルショップめぐりが趣味か生業の人なら、オフハウスなどの実店舗の方がだいぶ安く買える可能性が高い。なによりも購入前に実物を手に取って確認できることも大きすぎるメリット。

あとは「中古品として納得できる価格かどうか」がカギとなってくる。

ここから「いくら安ければ中古での購入に踏み切れるか?」は人それぞれだから、その価格が中古にしては高すぎると感じるなら新品を買っとくほうが無難だし、少しでも不安な要素を排除したいのならやはり新品を選んだ方が良い。

これらのポイントをクリアして、ようやく中古品の購入が候補に入ってくる。

マイキー
マイキー

難易度高そうだけど、これ覚えると

一生キャンプ道具には困らないです

DODカマボコテント3Mのスペック

大人4人でも広々とした3Mのサイズ感

DODのカマボコテントのサイズはS、M、Lの3種類。

うちはいつも夫婦2人、もしくは友人含めても最大4人でのキャンプがほとんどだからMサイズ(T5-689-TN)がもっとも無難、という結論。

ぎりぎりもう1人くらいはいけないこともないけど、就寝スペースに荷物を置いておくことは正直厳しいから、5人以上なら余裕をもってLサイズを選択するべし。

Mサイズの値段と仕様

DOD STORE価格
(消費税/送料込)
79,640円
組立サイズ(外寸)(約)W300×D640×H195cm
インナーサイズ(約)W280×D220×H170cm
※インナーテントのドア面がW
収納サイズ(約)W69×D35×H31cm
総重量(約)19.5kg
収容可能人数大人5名(※寝室スペース)
材質アウターテント:150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工)
フレーム:アルミ合金
インナーテント壁面:68Dポリエステル
インナーテントフロア:210Dポリエステル(PUコーティング)
最低耐水圧アウターテント:3000mm
インナーテントフロア:5000mm
付属品アウターテント、インナーテント、ロープ×16本(うち8本はテントに取り付け済)、ポール×4本、リペアポール、キャリーバッグ、リペアシート、タイベルト×2本、ペグ×28本、ポール用キャリーバッグ、ペグ・ロープ用キャリーバッグ
出典:DOD公式(2024/11/8時点)

ちなみに付け加えておくと、DODのテントは加水分解しやすいことで悪評が高いから、撤収時の水分除去はもちろんのこと、保管中の湿気は必ず対策することを心がけてほしい。

中古テント購入時は加水分解の有無確認は必須!

こちらのカマボコテントをオフハウスで見つけた際、テントの収納袋を開けて臭いを嗅いだり加水分解の兆候(内部のべたつき有無)を入念に確認したり、不審者っぽい行動を店内で取りながら購入に至っているほどです。

あとカマボコテントはその重量も注意。

上記スペック表にもあるんだけど、全体の重さは20キロに迫る。

そもそもカマボコテントは、就寝スペースとリビングスペースを兼ねそなえたテントだから、テントとスクリーンタープをそれぞれ一緒に運ぶのと遜色ない重さであることは覚悟したい。

DODカマボコテントの本領発揮ポイントは「トンネル型」

テントとタープのオールインワン

DODのカマボコテントといったら、この特徴的なデザイン。

出典:スタジオジブリ公式

『風の谷のナウシカ』の王蟲(オーム)を彷彿とさせるけど、カマボコテントはアイボリーのカラーでウサギちゃんマークもあってかわいらしさがある。

就寝スペースとリビングスペースを兼ねそなえた稀有なテントだから、夏場の熱すぎる陽射しを遮ってくれることはもちろんのこと、今回みたいな天候においては雨の吹き込みにも対応できて安心感がやばい。

実際、事前の天気予報で雨中でのキャンプが確定した状態だったけど、決行する判断にいたった要因として、リビングスペースがグルっと覆われている形状であることは大きかった。

出典:DOD公式HP

せっかくテントとタープをそれぞれ設置しても、飲み会の最中ずっと横から吹き付ける雨水に気を配りながらと考えると、せっかくの機会も興ざめだからこのあたりはとても良かった。

いままで使用したテントの中で設営が一番ラク

カマボコテントの特徴として、真っ先に挙げられるのがその設営と撤収のラクさなんだけど、4本のポールを画像の黒いスリーブ部分に差し込んでいくだけでテントとしての体裁が出来上がってしまうのは感動レベル。

そのポールも、どこに、どのポールを差し込んでも構わないため、設営時にまごまごすることは一切なし。わりとほかのテントは「このポールは〇〇の位置に挿して…」みたいに長さや太さが異なる場合があるのに、DODのカマボコテントについてはその心配がない。

カマボコテント設営にあたって用意したアイテム

下記は実際にぼくが普段のキャンプで使用しているアイテムなので参考にしてほしい。

グランドシート

インナーマット

楽天ビック(ビックカメラ×楽天)
¥5,210 (2025/08/22 05:44時点 | 楽天市場調べ)

村の鍛冶屋鋳造ペグ

撤収にかかる時間も最小限

しつこいほどに言ってるんだけど、カマボコテントは「テントとタープのオールインワン」であることが大きな特徴であり、むしろそれ以外は特筆すべき点のない標準的なテントだったりする。

総重量がそれなりにかさんだり、大きさも幼稚園児並にあるから、それなりに使う人を選ぶものの一気に片づけられるメリットの方がはるかに上回る。

しっかり水気は抜いてから、折りたたんでコロコロ転がしていくとこんな感じでまとまる。

まとまった状態から、収納袋を上からかぶせてあげればしっかり収まる。この流れはコールマンのテントも同様。

まとめ:中古カマボコテントという選択肢はアリ寄りのアリ

1泊2日の雨中キャンプ使用を通じて、DODのカマボコテント3Mの真価を実感することができた。

中古テント購入には慎重を期すことが必須であるものの、カマボコテント最大の魅力である広々とした室内空間を確保しながらも、驚くほど手軽に設営できる点は最高

2ルーム構造により、就寝スペースと生活スペースを明確に分けられることで、快適なキャンプライフを実現できる。

特筆すべきは、雨天時でも十分な居住性を確保できる設計。大きな出入り口と適切に配置されたベンチレーターにより、雨の日でも室内の換気が可能。結露の心配も最小限に抑えられた。

価格面では79640円(税込)とやや高めであるものの、その耐久性と快適性を考えれば、十分な投資価値があると言える。初心者でも扱いやすく、かつベテランキャンパーの要求も満たせる高い完成度は、さすがDODならでは。

マイキー
マイキー

まあ、ぼくはオフハウスで11000円

で買っているんですけどね

気になる点としては、収納時のサイズがやはり大きいことと、撤収時と保管時の湿度管理を怠ることでの幕内に加水分解が起こることについて若干の不安が残る。

なのでぼくはキャンプから帰宅するとハイエースにテント丸ごと覆いかぶせるようにして、少なくとも丸1日は乾燥させるようにしている。

コールマンのドーム型テントのようなありふれたデザインではなく、テントとタープのオールインワンのタイプのカマボコテントはファミリーキャンプからソロキャンプまで幅広く対応できる万能型テントとして、自信を持っておすすめできる一品。

下記の記事でもカマボコテントを利用しているのでぜひ参考にしてみてほしい。

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