- 実家のWiFiを初期費用3,500円・月額3,278円で再構築した全手順
- 中古のドコモhome5G、HR02を相場の半値以下で仕入れた考え方
- 楽天モバイルでは5Gが掴めない理由と、4G固定の設定手順
- iPhoneだと設定画面の表示が変わるという、ハマりポイント
- 光回線と比べて初年度で約4万3千円安くなった内訳
- 3年間GL06Pで運用してきた実体験と、乗り換えた理由
マイキー父おーい、またテレビでYouTubeが見られないぞー!



スマホの扇マークが出なくなっちゃったわー
※WiFiが繋がらない、という意味です
また実家に住む両親からのSOSです。
高齢の両親が住む実家のWiFi、光回線を引くほどでもないけど、モバイルルーターだと不安定……そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ポケットWiFiの再起動かSIMの抜き差しで直るんだけど、年寄りには分からんよな……
長らくポケットWiFiのGL06Pと楽天モバイルSIMでの通信環境でガマンしてもらっていましたが、ちょっとしたトラブルの度に緊急召集がかかり、けっきょくぼく自身にストレスが溜まる始末。



ぼくのガマンの限界が先に来ました
この記事では、中古3,500円で買ったホームルーターHR02と、楽天モバイルの使い放題SIMで実家のWiFi環境を構築した実体験を、設定でつまずいた点まで含めて書いていきます。
【★画像①:HR02本体の外観(メルカリで買った現物)】
\SIMだけ契約で7,000ptもらえるキャンペーン実施中/
簡単3分で申し込み完了
実家のWiFiに楽天モバイル+HR02を選んだ3つの理由
実家の通信環境に光回線は「猫に小判」
実家で常時ネットに繋いでいる機器はたったの3台。
- 父親のスマホ(LINEとヤフーニュース、孫の居場所をGPSでチェック)
- 母親のスマホ(LINEと赤ちゃんのショート動画視聴、天気予報チェック)
- Fire TV Stick(YouTubeで演歌歌手の曲を視聴)
後期高齢者であるぼくの両親、使うのはそれぞれのスマホ2台とFire TV Stickが主。
この程度の利用で光回線(月5,000〜6,000円)を引くのは、あまりにもオーバースペックです。まさに猫に小判だし豚に真珠。



パソコンなんて使わないしねぇ
| GL06P ポケットWiFi | HR02 ホームルーター | 光回線 固定回線 | |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 1,000〜2,000円 | 3,500円 | 約20,000円(工事費) |
| 月額 | 3,278円 | 3,278円 | 5,000〜6,000円 |
| 開通まで | 挿すだけ | 挿すだけ | 工事が必要 数週間 |
| 速度 | 3〜15Mbps | 20〜60Mbps | 100Mbps超 |
| 同時接続 | 少ない | 66台 | 十分 |
| 電源 | バッテリー内蔵 3年で膨張 | コンセント直挿し | 常時給電 |
| トラブル頻度 実家での実績 | 月2〜3回 | 検証中 | 未使用 |
中古のルーターHR02を3500円で入手
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」なら、データ無制限で月3,278円(税込)。契約事務手数料も解約金もかかりません。
問題はルーター本体です。ここで中古せどらーマイキーの出番。


ぼくが実際に買ったのはこの個体。「ACアダプターのカバーに破れあり」という訳あり表記で3,500円でした。


同じページに並んでいた他のHR02は6,000〜11,000円。つまり訳あり表記のおかげで、相場の半値以下で買えたことになります。



通信性能には影響ナシと判断しました
ACアダプター本体の根本被膜破れは折れ曲がった状態で収納、設置しているとわりとよくある出来事ですが、接触不良がないようにしてあげると回避可能。
中古を探すときは、「訳あり」の理由を必ず読んでください。本体の動作に関わらない傷や付属品の欠品であれば、それはお買い得チャンスです。
⇒メルカリでHR02の出品を見る(※在庫は日々入れ替わります)
初期費用と年間コスト50%ダウン【光回線と比較】
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| HR02(中古・訳あり) | 3,500円 |
| 楽天モバイル 契約事務手数料 | 0円 |
| 初期費用の合計 | 3,500円 |
| 月額(Rakuten最強プラン上限) | 3,278円 |
| 初年度の合計 | 42,836円 |
| (参考)光回線の初年度 | 工事費2万円+月5,500円×12=約86,000円 |
| 差額 | 約43,000円 |



初年度で4万3千円、浮く計算になりました
HR02とは?ホームルーターの基本スペック
HR02はドコモが「home 5G」向けに販売しているホームルーターです。本来はドコモのhome 5G契約とセットで使う端末ですが、今回は従来から利用している楽天モバイルSIMを挿して使っています。
- 5G対応(下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbps)
- Wi-Fi 6対応(最大4,804Mbps)
- 同時接続台数:最大66台(Wi-Fi 64台+有線LAN 2台)
- SIMサイズ:nanoSIM
- コンセントに挿すだけの簡単設置
なぜ楽天モバイルでは5Gが使えないのか【バンドが違う】
HR02は5G対応のホームルーターです。ところが楽天モバイルのSIMを挿しても、5Gは掴みません。
理由は単純で、対応している電波の種類(バンド)が合っていないからです。
| HR02が対応 | 楽天モバイルが使用 | 結果 | |
|---|---|---|---|
| 5G | n28 / n78 / n79 | n77 / n257 | ✕ 掴めない |
| 4G | B1 / B3 / B19 / B21 / B42 | B3(自社回線) | ◯ 問題なし |



5Gが掴めないのは、こちらの設定ミスではなく仕様です
逆に言えば、4Gは問題なく使えます。実家の用途であれば、4Gで十分すぎるほどです。
むしろ掴めない5Gを探しに行かせるほうが接続が不安定になるため、後述の手順で4G固定に設定しています。
HR02の設定手順【楽天モバイルSIM編】
【先に読んでください】設定はAndroidかパソコンでやるのがおすすめです
ぼくは最初iPhoneで設定しようとして、画面の表示が他サイトの解説と食い違って迷いました。別のAndroid端末に替えたら、あっさり解決しています。
| 操作した端末 | 起きたこと |
|---|---|
| iPhone(Safari) | 確認ボタンが「OK」ではなく「わかりました」と表示される。4G固定の画面で「Rakuten(利用中)」が出てこない |
| Pixel 7a(Android) | 解説どおりの画面。そのまま最後まで進められた |
「わかりました」という日本語が出てくるあたり、Safariの自動翻訳が働いていた可能性が高いと見ています。HR02の管理画面は一部が英語ベースなので、ブラウザが「外国語のページ」と判断して訳してしまったのでしょう。
もっとも、ぼく自身がiPhoneの操作に不慣れ(普段はAndroid派です)という面もあります。iPhoneでも問題なく進められる方はいると思います。
STEP1|SIMカードを挿入してコンセントに接続
楽天モバイルのnanoSIMをHR02の裏面スロットに挿し、コンセントに接続します。
【★画像③:SIMスロットの位置とSIM挿入】
STEP2|初期化(リセット)
中古品や設定済みのHR02を使う場合は、まず初期化します。前の持ち主の設定が残っていると、APNを入れても繋がらないことがあるためです。
- SIMを挿した状態で電源を入れる
- 本体のRESETボタンをSIMピンで10秒以上長押しする
- 自動で再起動がかかる
- 5G/4GランプとWi-Fiランプが点灯したら初期化完了
再起動には1〜2分かかります。この待ち時間がけっこう不安です
ランプがなかなか点かないので、「壊れてるんじゃないか」と思い始めたころに点灯します。ここで電源を抜くと初期化が中途半端に終わる可能性があるので、手を出さずに待ってください。



ぼくも一瞬「ハズレを掴んだか?」と思いました
【★画像④:ランプ点灯の様子(初期化完了の合図)】
STEP3|スマホやPCからHR02のWiFiに接続
HR02本体の底面ラベルに記載されているSSIDとパスワードを使って、設定用の端末から接続します。ここはAndroid端末かパソコンを推奨します。
STEP4|管理画面にログインしてAPN設定
ブラウザで 192.168.128.1 にアクセスします。ログインパスワードは本体底面に記載されている「初回ログインパスワード」です。
ログインしたら、モバイルネットワークの設定からAPNプロファイルを新規作成します。
【★画像⑤:APNプロファイル設定画面】
- プロファイル名:楽天
- APN名:rakuten.jp
- 認証方式:CHAP
- IPタイプ2か所:IPv4/IPv6
- ユーザー名/パスワード:空欄
STEP5|通信モードを4G固定にする
前述のとおり、HR02は楽天モバイルの5Gバンドに対応していません。そのままだと掴めない5Gを探し続けて通信が不安定になるため、ネットワークモードを「4G」に設定します。
あわせて、ネットワークの一覧から「Rakuten」を選択します。
【★画像⑥:ネットワークモードを4Gに設定する画面】
設定が完了したらHR02を再起動し、ランプが点灯すればネット接続完了です。
STEP6|両親のスマホとFire TV Stickを接続
両親のスマホは、設定アプリからWiFi項目を開き、HR02のSSIDを選択してパスワードを入力するだけ。難しい設定は一切ありません。



WiFiのパスワード覚えられないからテレビの下に貼っておこうかしら



いやいや……
HR02(ルーター)の底面にパスワードは記載されています。孫が来ても、来客があっても迷いません。
Fire TV Stickも、HR02側の「WPSボタン」で接続。1分ほどで設定完了しました。
今回のHR02+楽天モバイルSIM設定はこちらの動画を参考にさせていただきました。
4G運用での実測速度【20〜60Mbps】
4G固定で運用しているので、やはり気になるのは速度です。実家で10回スピードテストを実施しました。
結果は20〜60Mbps
時間帯などによって、けっこうバラつきます。常に60Mbps出るわけではありません。
【★画像⑦:スピードテストの結果画面】



安定して速い、とは言えないですね
ですが今回は実家の使い方で足りているかどうかが判断基準です。必要な速度の目安と照らしてみます。
| 用途 | 必要な速度の目安 | 20Mbpsでも足りるか |
|---|---|---|
| LINE・ニュース・天気予報 | 1Mbps未満 | ◎ 余裕 |
| YouTube 標準画質(480p) | 約1.1Mbps | ◎ 余裕 |
| YouTube HD(1080p) | 約5Mbps | ◎ 余裕 |
| ビデオ通話 | 1.5〜3Mbps | ◎ 余裕 |
| YouTube 4K | 約20Mbps | △ ギリギリ |
いちばん遅い20Mbpsのときでも、実家の用途はすべて余裕でカバーできています。父がFire TV Stickで演歌を流し、母がLINE通話をしていても問題ありません。
逆に、オンラインゲームや大容量ファイルのやりとりを毎日する方には向きません。そこは素直に光回線を選ぶべきです。
契約前に必ずやること【エリア接続品質のチェック】


もともとGL06Pで運用していたので実家が楽天モバイルの電波がしっかり入るエリアだったことは後述のとおり。
今回あらためて楽天モバイル公式のエリア接続品質チェックで実家の住所を調べたところ、判定は「AAA」でした。
ここが、この構成の最大の分かれ目です
前述のとおり、HR02はauのバンド(Band 18/26)に対応していません。楽天モバイルのスマホなら電波の弱い場所でパートナー回線に切り替わりますが、HR02にはその逃げ道がありません。
つまり——
「スマホは繋がるのに、HR02だけ繋がらない」
という事態が起こりえます。



3,500円を無駄にしないために、ここだけは先に確認してください
設置予定の住所を必ず入力して、判定を確認してから契約してください。判定が芳しくない地域では、この構成は避けたほうが無難です。
3年間のGL06P運用と、HR02への乗り換え理由
今回のHR02導入前、3年間ほど「イー・モバイル Pocket WiFi GL06P」+楽天モバイルSIMという構成で実家WiFiを運用してきました。
GL06Pは中古で1,000〜2,000円で手に入る古いモバイルルーター。楽天モバイルSIMを挿してAPN(rakuten.jp)を設定するだけで、簡易的な据え置きWiFiとして使えます。
GL06Pで発生していた問題【月2〜3回の呼び出し】
ここ最近になって、「WiFiが繋がらなくなった」と実家に呼び出される回数が急増しました。
呼び出しは月に2〜3回。
年間にすると24〜36回、実家まで走っていた計算になります。
しかも、SOSを上げてくるのは決まって父です。スマホ依存症気味で、繋がらないと落ち着かないタイプ。



また繋がらないぞー!助けてくれー!
やることは毎回同じで、GL06Pの再起動かSIMの抜き差し。5分で終わる作業のために実家まで往復する。これが習慣化してしまいました。
3年使ったGL06P、バッテリーが膨らんでいました
乗り換えのときに気づいたのですが、GL06Pのバッテリーがやや膨張していました。
しかし通信への影響は感じていません。電源が落ちたこともなく、繋がらなくなる症状とは別の話だと思っています。
ただ、ポケットWiFiは本来モバイル用の機器です。バッテリーを内蔵しているものを、3年間コンセントに挿しっぱなしで据え置き運用していたわけで、膨らむのも無理はありません。



満充電のまま放置され続けたわけですからね
その点、HR02はバッテリーを持たないコンセント直挿しの機器です。この心配自体が発生しません。高齢の親の家に置きっぱなしにするものとしては、ここは地味に大きいと思っています。
実家が近くても、自営業でも、限界でした
実家は、ぼくの自宅から車で5分・歩いて10分ちょっと。散歩にちょうどいい距離です。
そして、ぼくは自営業です。平日の昼間に実家へ走れるという、かなり恵まれた条件にあります。
その条件でも、月2〜3回の呼び出しはストレスでした。



親孝行目線なら「よく実家に顔を出す」のは良いことなんですけどね
もし実家が車で1時間の距離だったら。もし平日フルタイムで拘束される会社員だったら。そもそも「駆けつけて直す」という選択肢が成り立ちません。
だからこそ、ぼくが行かなくても済む環境に切り替える必要がありました。ポケットWiFiから据え置き型のホームルーターへ——今回の乗り換えは、そういう動機です。
HR02に期待していること【効果は追記します】
正直にお伝えすると、HR02を設置したのは本日です。
そのため「呼び出しが減ったかどうか」は、まだ検証できていません。
据え置き型でコンセントに挿しっぱなし、Wi-Fi 6対応、同時接続66台。スペック上は安定するはずですが、それは机上の話です。



呼び出しがゼロになってほしい、というのが正直な気持ちです
- 実家からの呼び出し回数(GL06P時代は月2〜3回)
- 4G運用での速度の安定性(現状20〜60Mbps)
- 月のデータ使用量と、速度制限にかかるかどうか
- 停電・ブレーカー落ちのあと、自動で復旧するか
結果が出しだい、この記事に追記します。うまくいかなければ、それも正直に書きます。
FAQ|楽天モバイル×HR02のよくある質問
- HR02で楽天モバイルの5Gは使えますか?
-
使えません。HR02が対応する5Gバンドはn28/n78/n79で、楽天モバイルが使うn77に対応していないためです。ただし4GはBand 3が共通なので問題なく利用できます。設定は4G固定にするのがおすすめです。
- HR02は中古でも大丈夫?
-
初期化してから使えば問題ありませんでした。ぼくは「ACアダプターのカバーに破れあり」という訳あり品を3,500円で購入しています。通信性能に関係のない部分での値引きなら、狙い目です。
- 設定はスマホだけでできますか?
-
できます。ただしiPhoneだと管理画面の表示が解説サイトと食い違うことがあります(ボタン名が翻訳されるなど)。Android端末かパソコンからの設定を推奨します。
- 高齢の両親でも使えますか?
-
本人の操作は不要です。コンセントに挿してあるだけなので、両親が触ることはありません。故障時のみ、家族が対応すればOKです。
【まとめ】HR02+楽天モバイルは実家WiFi環境での最適解
今回の構成は、はまる家庭とはまらない家庭がはっきり分かれます。
▼ 向いている家庭
- 使うのはスマホとテレビ動画くらい。光回線がオーバースペック
- 住所が楽天モバイルの自社回線エリアに入っている
- 本人に操作させず、挿しっぱなしで完結させたい
- 初期費用を数千円に抑えたい
▼ 向いていない家庭
- 楽天の自社回線が弱い地域(HR02はauのパートナー回線に切り替われません)
- オンラインゲームや大容量のやりとりが日常にある
- 速度が常に一定でないと困る(実測20〜60Mbpsとバラつきます)
- 5Gで使いたい(バンドが合わず4G運用になります)
- メーカー保証やサポートがないと不安(ドコモの正規サポート外です)
ぼくの実家は前者でした。結果、この構成に落ち着いています。
- 中古HR02(訳あり)3,500円+楽天モバイル月3,278円
- 光回線と比べて初年度で約4万3千円安い
- 4G運用で20〜60Mbps。実家の用途には十分
大前提は楽天の自社回線が届く地域であることです。契約前のエリアチェックだけは、忘れずにお願いします。



呼び出しがゼロになったかどうかは、追って報告します
\SIMだけ契約で7,000ptもらえるキャンペーン実施中/
簡単3分で申し込み完了

