福島県の北塩原村にある「いかり潟キャンプ場」
今回やってきたのは檜原湖畔にある秘境キャンプ場です。
事前に可能な限り調べましたがなかなか情報量が少なく、今回は不安と期待でいっぱいのキャンプです。
予め知っていた情報としては
・利用料金4,500円/1名(税別)
・バンガロー泊、テント泊でも値段は変わらない
・陸路ではたどり着けず、ボートで現地まで行かなければならない
・施設は決して新しくない
といった実に最低限の情報のみ。
うちの夫婦2名1組と友人家族2組、大人と子供合わせて合計7名でのキャンプとなりました。
もはや秘境?いかり潟キャンプ場
アクセスとしては磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」を降りてすぐのヨークベニマルとダイソーで買い出しをしてから車で向かう事約20分、桧原湖遊覧船発着所に到着しました。
事前にキャンプ場オーナーに連絡をして迎えに来てもらったボートがこちらです。
今回キャンプに参加の7名のほか、オーナーとその息子さん?合わせて9名でこちらのボートに乗り込みます。
勢いよく出航するボートですが荷物を載せた船底から湖水と思しき大量の水が足元を流れます。
「おいおいだいじょぶか?」
そんな思いが頭をよぎりますが船頭(オーナー)はそんなことを気にするそぶりもなく淡々とボートを走らせます。
しかし、船でキャンプ場に向かうという初めての経験、否が応でも気分は高まります。
晴天にも恵まれ、背後には磐梯山も望める最高の出だしです。
キャンプ場に到着!そこに待っていたのは??
「おお!!ここがキャンプ場か!?」
何度ものキャンプを経験してきましたがこんな感じで湖畔からアクセスして入村?するキャンプは初めて。
ボートもなんとか沈没することなく無事に桟橋に接岸することが出来ました。
7月最終日の土曜日にもかかわらず他のお客さんもおらず、まさに「島を独占状態」の我々。
本当に最高のロケーションです。
桟橋の目の前にあるロッジが「受付」を兼ねており、中にトイレなどの設備がありました。
しかし、この「トイレ」がのちのち我々を悩ませることになるとは…
建物は決して新しくありません。
なんでもオーナーさんは埼玉県で建築関係のお仕事を本業でしてらっしゃるそうで、7月~10月頃までの期間限定でここのキャンプ場を管理、運営されてるのだとか。
まさにぼくが目指してるキャンプ場オーナーの姿がそこにありました。
「いかりがたキャンプ場」と書かれた手作り感満載の看板。
ロッジ前のスペースは我々のグループだけでは持て余すほどの広さ。
檜原湖の見晴らしも絶景です。
大人組はさっそくヨークベニマルで調達したビールで東北に乾杯!
今までいくつものキャンプ場に行ってきましたが「直火OK」のところは初めてです。
ブロックを組んでお借りした鉄板(無料)で頂いた薪をくべてBBQ開始!
ていうか、薪の代金は請求されませんでした。
これも無料?忘れちゃったんですかね?
だんだん夕陽の落ちてくる「いかり潟キャンプ場」、しかし…
檜原湖の向こうでだんだんと夕陽が落ちていきます。
「なにこれ、最高じゃん…」
思わず呟きます。
良い感じにビールも進んで、「ちょっとトイレに行こうかな」とロッジに向かいました。
そこに現れた光景、出発前に抱いていた我々の一抹の不安が現実のものとなるのです。
トイレ問題、勃発
洋式トイレ、いや、便所。
和式トイレ、いや、便所。
しかも数匹のコバエが室内を飛び交います。
「うわあ…(絶句)」
ぼくが何より心配していたのは汚いところが大の苦手である奥さんのこと。
キャンプ場選びに置いて、何より「水回りの清潔さ」を重視している彼女が気がかりです。
用を足して戻った奥さんに状況を恐る恐る伝えました。
みるみる奥さんの表情が曇っていくのが分かりました。
(つづく…)
コメント