- いかり潟キャンプ場の設備のリアルな実態(トイレ・バンガロー・フリーサイト)
- 設備の古さを超える絶景ロケーションと満天の星空体験
- キャンプ歴10年以上のマイキーが語るいかり潟キャンプ場の総合評価
「設備が古いって聞いたけど、実際どうなの?」
キャンプ歴10年以上、年4回ペースで全国各地のキャンプ場を巡ってきたマイキーが、強烈なインパクトを残したいかり潟キャンプ場の滞在記を包み隠さずお伝えします。
マイキー結論から言うと…設備は確かに古い!でも景色と星空は一生忘れられない最高の体験でした
これはメインの設備レビュー記事(【いかり潟キャンプ場】福島県の超穴場!やはりロケーション最高)のサイドストーリーです。あの記事では語り切れなかった、リアルな滞在の「生の声」をここに残しておきます。


ボートで島に渡る…その瞬間から非日常が始まる
いかり潟キャンプ場は、桧原湖畔の長峯船着場からオーナーさんの送迎ボートで向かう、まさに「陸路では到達できない」秘境キャンプ場です。
2021年に初めて訪れたとき、友人2家族と合計7名でのキャンプでした。スーパーで買い出しを済ませてから、荷物を持って駐車場→階段→ボート乗り場へと移動する。この「強制筋トレの刑」だけで到着前に足がパンパンになります(笑)。



荷物が多いと階段の上り下りが本当につらい…でもそれも込みで「いかり潟らしさ」なんだね
ボートに揺られながら徐々に近づいてくる緑の島。エンジン音と湖面の風だけが漂う静かな時間。あの独特の「到着感」は、普通のオートキャンプ場では絶対に味わえません。
設備は古い。それは事実です
本記事のメインテーマでもある「設備」について、正直にレポートします。
- バンガローは4帖ほど。室内は薄汚れたカーペット、窓枠は朽ちかけている箇所もあり
- トイレは水洗・ウォシュレット付きではあるものの、床面が土足OKで「ウっ」となるレベル
- 流し場は水が出ないことも(2025年再訪時も同様)
- シャワー設備なし・電源付きサイトなし(バンガローはAC電源あり)
友人家族の奥さんたちは、トイレの状況を聞いた瞬間に「帰りたい」と言い出しました。お気持ちは非常によくわかります。



ちょっと待って、これはさすがに…帰っていい?(真剣な顔で)



まあまあ、まずは夕日だけ見てから判断しよう(必死のフォロー)
「設備が整っていない=快適でない」というのはまったくその通りで、シャワーや清潔なトイレを重視する方、特に設備面を気にされる女性の方は要注意です。
【バンガローの実態】4帖の古い小屋、でも…


バンガローは全65棟。AC電源付きで、4帖ほどの広さです。




ドアを開けると薄汚れたカーペット、窓の右側は朽ちかけている箇所があります。


正直なところ、これを見た瞬間に「あ、これは覚悟が必要な場所だ」と悟りました。でも不思議なことに、夜が更けてくると設備のことが気にならなくなっていくんです。
【フリーサイト】直火OK!まさにフリーダム
フリーサイトはどこでもOKというおおらかなスタイル。受付棟前の広場や湖畔の水際など、好きな場所にテントを張れます。直火OKというのはキャンプ歴10年以上のぼくでも初体験でした。
- 直火OKのフリーサイト(ブロックと無料の鉄板でBBQ可能)
- 薪が無料で提供される(追加請求なし!)
- 手漕ぎボートが無料で利用できる
- 隣のサイトが騒々しい…といったストレスがない(空間が広大)



薪が無料って…オーナーさん、請求し忘れましたよね?(そっとしておきました)
景色と星空が、すべてをひっくり返した


設備の古さに帰りたい気持ちが高まりつつも、夕方になると状況が一変しました。
磐梯山の向こうに沈んでいく夕陽。手前の檜原湖の水面に映り込む橙色の空。言葉を失うとはこういうことかと思いました。
そして圧巻だったのが夜の星空です。20時を過ぎると、肉眼でも天の川がはっきりと確認できるほどの満天の星空が広がりました。


友人はあまりの星空に感動して桟橋に寝転び、30分以上ずっと空を眺め続けていました。


「帰りたい」と言っていた奥さんたちもいつの間にか夜空に見入っていて、さっきまでの不満がどこへ消えたのか(笑)。



え、これ普通のキャンプ場でも見れるの!?マジで全然違う…!!





いかり潟の星空は人生レベルで記憶に残ります。マジで三脚持ってきてほしかった
標高837メートルの桧原湖畔、周囲に人工の光源がほぼない環境が生み出す星空は、関東近郊のキャンプ場では絶対に味わえないレベルのものでした。
【翌朝のチェックアウト】複雑な気持ちのまま喜多方ラーメンへ


翌朝11時、我々夫婦はお先にチェックアウト。帰りのボートから磐梯山を眺めながら、なんとも複雑な気持ちになりました。
「また来たい」という気持ちと、「でもトイレがなあ…」という気持ちが半々というか。



景色は最高だったけど、設備がもう少しだけよくなったらリピートするんだけどね…



まあ、そこがいかり潟らしさでもあるんだけどね。もし改装されたら今回みたいな体験はできなくなるかもしれない
この複雑さ、まさに「いかり潟キャンプ場」の本質だと思います。帰りに立ち寄った喜多方ラーメンのあっさりスープが、じんわりしみる疲労感とともに最高でした。
【まとめ】設備の古さはスパイス。景色と星空は一生ものの記憶


いかり潟キャンプ場の滞在を一言で表すなら、「不便さがスパイスになる、奇跡のキャンプ場」です。
- 設備は古い。これは事実で変わらない
- でも、夕陽・星空・湖畔の静けさは設備の古さをはるかに超える体験
- 「キャンパーの心構え」を問われる、ある意味で上級者向けのキャンプ場
- ボートでしか行けない非日常感は、何十回行っても他では味わえない



いかり潟キャンプ場は「強烈な思い出」を作りに行く場所です
キャンプ歴10年以上のぼくが言えることがあるとすれば、最高の景色と星空が、設備の古さとセットで記憶に刻まれる。それがいかり潟の魔法だと思います
設備の快適さを求める方や、清潔なトイレ・シャワーが絶対条件の方には率直にオススメしません。でも、「多少の不便さより、忘れられない景色と体験がほしい」という方には全力でオススメします。
いかり潟キャンプ場の基本情報(2025年訪問時)
住所:〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村檜原剣ケ峯
利用料金:4,500円/1名(税別)・バンガロー泊もテント泊も同額
チェックイン:12:00〜17:00 / チェックアウト:9:00〜12:00
アクセス:桧原湖畔の長峯船着場からボートで送迎(陸路不可)
買い出し:ヨークベニマル猪苗代店が便利(片道20分以上)


