【保存版】売上ゼロでもOK!マイクロ法人3期目の決算を自分で乗り切った方法

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今回はマイクロ法人の3期目決算を実行した昨日の自分に向けて、税理士を使わずに自分で決算・申告を行った方法を記録。売上がほとんどない法人だったからかもしれないけど、一日取り組んでなんとか終わらせることができた。次回もおそらく自分でやることを念頭に置いて、この記事を残したい。

うちは個人事業主との二刀流を目的に、2021年の10月にマイクロ法人を立ち上げている。だから今回の決算は3期目。

22年と23年の決算はそれぞれ別の税理士にお願いしてたんだけど、顧問料や決算にかかる費用が高すぎて、正直マイクロ法人を設立したメリットを活かしきれてなかった。

せっかく税金や社会保険料の負担を軽減するためのマイクロ法人を立ち上げてるのに、それを維持するためにかかった費用は下記。

  • 1期目決算→2万5千円×12か月=30万円(顧問料と決算)
  • 2期目決算→6万6千円(決算のみ)

1期目は個人事業主の確定申告をお願いしてた流れで同じ税理士事務所に頼んだんだけど、1年間通してほぼ売上も無いし、相談することは何もない。実際、社会保険料しか出てくお金が無いから会計もクソもないはずなのに、決算込みとはいえ顧問料年間30万はぼったくられすぎと感じていた。

で、2期目は税理士ドットコムを利用して3名ほど紹介してもらい、最終的には一番安かった「決算申告のみ6万6千円(税込)」のところにお願いすることにした。

ちなみに前の税理士にも決算のみで打診したところ10万と言われた。なめすぎ。

ということで無事に2期の決算と書類が出来上がって納税まで無事に完了した、ってのが昨年のはなし。まあ最初はそれで良かったんだけど、後日ゆっくりと仕上がった書類をじっくり通読したところで思った。

「いや、これ自分でできるんじゃね?」

1. 準備したもの

  • 前年度の決算書・税務申告書
  • マネーフォワードクラウド
  • 全力法人税
  • 銀行の記帳内容(本年度分)
  • 確定申告書等作成コーナー(国税庁ウェブサイト)へのアクセス
  • マイナンバーカード

今回、自分で決算を行うにあたっては過去の決算書を参考にした。今期分の実施にあたって過去の決算書類が必要になる場面がちょいちょいあるため、その意味では過去2期税理士にムダとも思える金を払った意味があった、と無理やり自分を納得させることにする。

2. 決算書の作成手順

決算書の作成にあたってはマネーフォワードクラウドが1か月無料だったので使ってみた。

無料の会計自動化ソフト マネーフォワード クラウド会計

上の画面のサービス一覧、左上の「会計」から入力していけるんだけど、結果的に申告自体は全力法人税だけで自分は終わらせられた。

2.1 売上と経費の確認

まずは1年間の売上と経費を確認。

と言っても、うちは一年間の売上が3万で経費はゼロ、月々の社会保険料が引き落とされてるだけなので通帳を見れば一目瞭然の状況。

社会保険料は役員報酬が月に4万5千円だから上記の通り。

ポイント:売上が少なくても、経費の計上は忘れずに行いましょう。将来の損失繰越に活用できる可能性があります。

2.2 貸借対照表の作成

  1. 資産の確認(現金、預金、固定資産など)
  2. 負債の確認(借入金、未払金など)
  3. 純資産の計算(資産 – 負債)

2.3 損益計算書の作成

  1. 売上高の記入
  2. 経費の記入(販売費及び一般管理費)
  3. 営業利益の計算(売上高 – 経費)

3. 法人税申告書の作成

確定申告書等作成コーナーを利用して、法人税申告書を作成します。

3.1 基本情報の入力

  • 法人名、所在地、事業年度などを入力
  • 前期からの繰越損失がある場合は忘れずに入力

3.2 決算書情報の転記

作成した貸借対照表と損益計算書の情報を、画面の指示に従って入力していきます。

注意:売上がゼロまたはほぼゼロの場合、その理由を「備考」欄に記入することをおすすめします。例:「新規事業の準備期間のため」など。

3.3 税額の計算

入力した情報をもとに、システムが自動的に税額を計算します。売上がほぼない場合、多くの場合は納税額はゼロになります。

4. 地方税の申告

法人住民税と事業税の申告も忘れずに行いましょう。各都道府県・市区町村のウェブサイトで手続き方法を確認してください。

5. 電子申告(e-Tax)の利用

作成した申告書は、e-Taxを利用して電子申告することができます。マイナンバーカードまたは電子証明書が必要です。

6. よくある質問

Q1: 売上がゼロでも申告は必要ですか?

A1: はい、法人である以上、売上の有無に関わらず申告義務があります。

Q2: 赤字の場合、どうすればいいですか?

A2: 赤字の場合は、その損失を翌期以降に繰り越すことができます。正確に申告することで、将来の節税に役立つ可能性があります。

Q3: 自己申告で間違いがあった場合はどうなりますか?

A3: 誤りに気づいた場合は、速やかに修正申告を行います。故意でない限り、重大な問題にはなりません。

まとめ

マイクロ法人の3期目の決算・申告は、慣れれば自分で十分に行えます。特に売上がほとんどない状況では、基本的な手順を押さえることで対応可能です。ただし、事業が成長し複雑化してきた場合や、不安がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。

この記事を参考に、ぜひ自己申告にチャレンジしてみてください。コストを抑えながら、自社の財務状況への理解を深められるはずです。

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