【保存版】Coleman 200A ランタンのお手入れ術|初心者でも簡単

CAMP
イエローデカールの200A

この記事では、ぼくがキャンプにはまっていくきっかけとなったキャンプの定番アイテム、Colemanのビンテージランタン200Aのメンテナンス方法をご紹介させてもらう。

このランタンは1951年から1983年まで作られた名品で、適切なケアをすれば何十年も使えるすぐれもの。

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6年前にもこんな記事を書いてたりする。この頃は燃料キャップの内側、パッキン交換についての苦戦していた様子だけど、今回は大まかなメンテナンスについてざっくり解説していきたい。

なぜメンテナンスが必要?

ランタンのメンテナンスって聞くと、普段メカに触れる機会のない人にとっては、相当ハードルが高そうに聞こえるかもしれない。ましてや「ビンテージ」なんて枕詞がついてくるとなおさら。

でも、結論からいうとおそらく世間が思ってるほど、ガソリンランタンのメンテは複雑じゃなかったりする。

実際、ドライバーのネジ回しすらおぼつかなかったうちの奥さんですら、いまでは今回紹介するレベルのメンテナンスは出来るようになった。

引用元:oldtowncoleman

ガソリンランタン燃焼の仕組みを超絶かんたんに言うと、タンク中央から上に伸びてく赤い導線をなぞるようにホワイトガソリンが吸い上げられて、「Burner Tube」ってところで噴霧されて燃えるということ。

だから「火がつかない」「灯りが安定しない」とかのよくあるトラブルの大半は、赤い導線の部分をケアしてあげるとほぼ解決する。

ここまでいかないまでも、定期的にメンテナンスしておくと、

  • ランタンの寿命が延びる
  • 明るさが長持ちする
  • 燃料効率が良くなる
  • 安全性が高まる

つまり、ちょっとした手間で、もっと快適なキャンプ生活が送れてしまうということ。

なんとも当たり前すぎて面白くもなんともない話。

基本的なメンテナンス手順

左から①パテペン②イエローデカール③クリスマスランタン④イエローデカール

万物に共通して「メンテナンス」といっても、基本的にやってることはほぼ「お掃除」だと思ってもらって良い。まったく難しい話じゃない。

例えば、新品の自転車だって毎日乗り回してればだんだんとチェーンが錆びてくるし、ブレーキの効きも悪くなってくる。何より見た目が悪くなる。

それと一緒で、定期的に洗車して汚れを落として油をさしてあげましょう、ということ。

1. 外側のお掃除

必要なもの:

  • 中性洗剤
  • 古い歯ブラシ
  • ウエス

やり方:

  1. ウエスを水で軽く湿らせ、中性洗剤を少し付けます。
  2. ランタンの外側を優しく拭きます。
  3. 汚れがひどい部分は古い歯ブラシで軽くこすります。
  4. きれいな水で湿らせたウエスで洗剤を拭き取ります。
  5. 最後に乾いたウエスで水分を拭き取り、自然乾燥させます。

ウェスは綿100パーセントの布があると良い。着なくなった古着とか、使わなくなったタオルなんかがあれば積極的に使用してほしい。

ちなみにぼくは、当時もう会社員には戻らない決意をしたから、それまで着ていたすべてのワイシャツをウェスにした。心の底から清々しい気持ちになれたのをはっきりと覚えている。

2. 燃料タンクのお手入れ

ビンテージランタンだけあってタンク内部はサビと汚れは不可避

必要なもの:

  • Coleman燃料(ホワイトガソリン)

やり方:

  1. 燃料タンクを空にします。
  2. 少量のホワイトガソリンをタンクに入れて軽く振ります。
  3. 燃料を捨て、タンクを完全に乾かします。

軽い汚れやサビなら上記でOK。

画像のランタン青サビがフィラーキャップとタンク内にまで及んでたんで、花咲かGでさらなる掃除を実施。

花咲かGはネットで評判が良かったから購入した。バイクの燃料タンクとかに使用するケースを想定している商品だけあって強力。高いのがネック。

3. マントル(灯り部分)の交換

新しいマントルを装着。コールマン純正品は高い

必要なもの:

  • 新しいマントル
  • ライター

やり方:

  1. 古いマントルを慎重に取り外します。
  2. 新しいマントルを取り付けます。
  3. マントルの口を縛り、形を整えます。
  4. ライターでマントルを軽く焼き、灰のようにします。

マントル交換は「カタチが崩れたら交換する」というスタンスだから、メンテナンスというよりも必要に応じて実施。

上記コールマン公式動画の2分30秒~が参考になります。こちらの動画は286Aだけど、やることはほぼ一緒。

4. 点火テスト

点火するときがもっともテンションあがる
  1. 燃料タンクに適量のホワイトガソリンを入れます。
  2. ポンプで圧力をかけます。
  3. ジェネレーター(燃料を気化させる部分)を予熱し、マントルに火をつけます。
  4. 炎の様子を確認します。

点火するにはチャッカマンを使う。

ペンギンのターボライターが風にも強くて場所を選ばないので便利。

100円ライターとかでも点くんだけど、手元との間隔が近すぎると、ランタンの燃焼時に衣服に燃え移ったりして危険なので充分に注意を払う。

メンテナンスの頻度

今回のメンテナンス程度でここまででバラす必要はない
  • よく使う人:3〜6ヶ月に1回
  • たまに使う人:使う前と片付ける前
  • 長期間使わなかった後:必ず全体的なお手入れを

最初に述べた通り、メンテナンスといってもやってることはほぼお掃除。使用したら都度掃除すれば次回もたもたせず即利用できるので面倒くさがらずに実施したい。

なんでも後回しにすると、

面倒くさくなる→おっくうになる→使わなくなる→邪魔になる→捨てる or 放置

みたいなことになるから、なんでもさっさとやるのが何よりも大切。

安全第一!

  • 火気のない場所でお手入れしましょう。
  • 換気の良い場所で燃料を扱いましょう。
  • 分からないことがあれば、詳しい人に聞いてみましょう。

くれぐれも自宅や屋内などでは火を点けたりすることはしないように。

【保存版】Coleman 200A ランタンのお手入れ術|初心者でも簡単まとめ

Colemanのビンテージランタン200Aは、案外お手入れが簡単。

シンプルイズベスト。

そもそも60年とか前のランタンなのにぼくみたいな素人が扱えるくらいだから、複雑なメカニズムではないということを知ってほしい。

それでいて長く使える素晴らしいアイテムで、使えば使うほど愛着も湧いてきてオリジナルなランタンになってくる。

この記事で紹介した簡単なメンテナンス方法を覚えておけば、キャンプの夜を明るく照らし続けてくれるはず。

ランタンのお手入れ、なんて言われると最初は少し不安かもしれない。でも慣れる。

くれぐれも火の取り扱いには用心してほしい。

扱えると楽しくなってくるから、いままで思考停止でLEDランタンを使ってた人は、この機会にガソリンランタンの良さを知ってもらえたら幸い。

この記事を見てビンテージランタンに興味を持ってくれた人は、愛着のあるランタンと一緒に、最高なアウトドアライフを楽しんでほしい。

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