- ロジクール トラックボールマウス M570の持病「チャタリング」の原因と症状
- 分解して接点復活材を使うだけ!DIY修理の手順を実体験ベースで解説
- 作業時間10分・費用ほぼゼロで直せます!廃棄前に一度試してみよう
ぼくはジャンクせどりを生業にして8年以上になります。ハードオフで買ったジャンク品を修理・整備して販売する日々を送っているんですが、当然ながら自分で使う道具も容赦なくジャンクや中古で揃えます。
そんな中、メルカリでこんな商品を見つけてしまいました。
ロジクール M570じゃん……難あり品だけどチャタリングなら直せるっしょ
商品説明欄には「ジャンク品」と正直に書いてありました。
クリックでチャタリング発生したので使わずしまっていました。ジャンク品として出品します。その為、返品は受け付けません。
気になる方はチャタリング修理用のスプレーにてご対応いただけますと幸いです。
引用元:メルカリ
いわゆる「チャタリング」という現象です。これはロジクール M570シリーズの持病とも言われていて、長く使っているとほぼ確実に発症するやつ。
マイキーそれでも買ったのは「自分で直せる自信があったから」です
結論から言うと、接点復活材を使った分解修理で完璧に直りました。作業時間は10分程度、費用はほぼゼロです。
この記事では、実際にM570のチャタリングをDIY修理した手順を写真ベースで解説していきます。同じ症状で困っている方の参考になれば幸いです。
チャタリングとは?M570の持病について
そもそもチャタリングとは何か、簡単に説明しておきます。
マウスのクリックボタンには内部にマイクロスイッチが使われています。このスイッチの接点が劣化・汚染すると、1回クリックしたのに2回クリックとして認識されたり、クリックが効かなかったりといった誤動作が起きます。これがチャタリングです。
- シングルクリックのつもりがダブルクリックになる
- クリックしてもドラッグが解除される(選択がずれる)
- ファイルをワンクリックしただけで開いてしまう
- クリックしているのに反応しないことがある
ロジクールのM570は2010年代から続く大ロングセラー商品で、根強いファンが多いトラックボールマウスです。しかしその人気とは裏腹に、一定期間使用するとチャタリングが発生しやすいという報告がネット上でも多く見られます。



それでもM570が愛され続けているのは、それだけ使い勝手がいい証拠ですよね
チャタリングで有名なマウスM570をメルカリで買った


今回ぼくがメルカリで購入したのはロジクール「M570」。送料込みで1,500円という破格の値段でした。
商品説明には正直に「難あり品」「左クリックが接触不良」と書かれていましたが、これはぼくにとっては好都合。直せばいいだけなので。



ジャンクせどらーとしての経験が存分に活かされる場面です
ぼくがビンテージランタンを修理して楽しむのと同じように、「壊れているものを直す」こと自体が楽しいんですよね。


M570チャタリング修理に必要なもの
修理に使うのはたったこれだけです。
| アイテム | 用途 | 入手先 |
|---|---|---|
| 精密ドライバー(マイナス) | ネジ外し・スイッチ押し込み | 100均でOK |
| 接点復活材(スプレータイプ) | スイッチ接点の洗浄・復活 | ホームセンター・Amazon |
| エアダスター(あれば) | 内部のホコリ除去 | 100均・家電量販店 |



接点復活材さえあれば、あとは家にあるもので揃います
M570チャタリング修理の手順【作業時間10分】


①マウスを裏返してネジを外す


まずマウスを裏返します。ネジは全部で5本あります。4本は見えていますが、もう1本は「電池マーク(1.5v AA)」と書かれたシールの裏に隠されています。
シールを剥がすと「5」のあたりにネジが出てきます。精密ドライバーのマイナスでくるくる回すと手ごたえがあるので、そのまま緩めましょう。



シール裏のネジを見落とすと絶対に開きません。ここが最初のポイントです
②分解してトラックボールも取り出す


5本のネジを全て外せば、トラックボールも含めてバラし完了です。ケースを外すと内側にホコリやゴミが溜まっていることが多いので、エアダスターで吹き飛ばしておきましょう。


ぼくはダイソーの拭き掃除万能シートでトラックボールや内側の汚れを拭き落としました。せっかく開けたので、ついでに掃除してしまうのがおすすめです。
③スイッチ部分に接点復活材を吹き付ける


内部を見ると、ライムグリーンの長方形の部品の上に黄色いマイクロスイッチが2つあります。これがクリックの心臓部です。
この黄色いスイッチ部分に接点復活スプレーを「チュッ」と2か所それぞれ吹き付けます。



スプレーの量は少量でOK。吹き付けすぎると基板に液が広がるので注意です
④スイッチを数十回カチカチ押して液を浸透させる


スプレーを吹き付けたら、精密ドライバーでそれぞれの黄色いスイッチを「カチカチ」と数十回押して液体を接点に浸透させます。
これで接点の酸化膜や汚れが溶けて、接触不良が解消されます。



すね毛が見苦しくてすみません
⑤組み直して動作確認


あとはバラした部品とネジを元通りに組み直して完成です。PCに接続して動作確認しましょう。



修理後、このマウスでブログを書いていますが、接触不良は完全になくなりました!
接点復活材を使うとなお良し!おすすめ商品


今回使用した接点復活材はKURE(呉工業)の「接点復活スプレー」です。
ホームセンターでも手軽に買えますし、Amazonでも数百円〜千円前後で入手可能。マウス以外にもテレビのリモコンや電子機器の接点トラブルに幅広く使えるので、1本持っておくと重宝します。



ぼくはこれを「家電修理の万能薬」と呼んでます。ガチで重宝します
M570チャタリング修理まとめ【廃棄前に一度試してみよう】
今回のM570チャタリング修理をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状 | シングルクリックが効かない(接触不良) |
| 原因 | マイクロスイッチ接点の劣化・汚染 |
| 修理方法 | 分解+接点復活材吹き付け+カチカチ押し |
| 作業時間 | 約10分 |
| 費用 | 接点復活材代のみ(数百円〜千円前後) |
| 難易度 | ★☆☆(かんたん) |
ロジクール M570はトラックボールマウスとして非常に使い勝手のいい名品です。チャタリングが発症しても、分解して接点復活材を使うだけで簡単に直せます。捨てる前に一度試してみる価値は十分あります。
「自分で直すの難しそう……」と思う方も安心してください。今回の作業は精密ドライバー1本あれば特別な技術も工具も不要です。
こうやって半分ジャンク品を自分の手で直すのって、やっぱり楽しいですよね。



あらためて自分の性分を確認しました(笑)
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