【せどらー倉庫】ハローストレージを6年間利用して:メリット・デメリットを解説する

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副業・DIY

この記事を読んでる方はおそらく同業の方、せどらーさんだと思う。

マイキー嫁
マイキー嫁

ちょっと部屋に中古品とか置かないでよ!

捨てるからね!

マイキー
マイキー

いや、ちょっと待ってよ…

「もう、これ以上物を置く場所がないわよ!」

2018年の夏。

嫁からの強烈な一言で、ぼくのジャンクせどらー人生は大きな転機を迎えていた。

なぜなら玄関には仕入れた商品の段ボールが積み上がり、リビングのテーブルは在庫であふれ、1階の6帖和室まで商品置き場と化していたから。

妻も大事だけど在庫も大事。売上が減れば妻から愛想を尽かされる。妻のご機嫌を取ると売上が落ちる。

そんな恐妻家、いや愛妻家のせどらーさん。その気持ち、よくわかる。

藁にもすがる思いで探したのは徒歩5分のハローストレージ。当初は一時的なつもりだったけど、いつの間にか6年が経過。

今では、単なる在庫の置き場所であるだけでなく、温度管理の難しい精密機器の保管と在庫管理の効率化から家族との良好な関係維持まで、せどり事業の要となっている。

今回は、「店舗仕入れジャンクせどらーの救世主」とも言えるトランクルームの活用法と、6年間の運用で見えてきたメリット・デメリットを包み隠さずお伝えする。

弱小せどらー負のスパイラルの解決策のひとつとして、今回はハローストレージを提案させてほしい。

屋内型トランクルームが正解

ぼくは埼玉県在住のせどらーで、商品の保管場所として近所にあるハローストレージというレンタル倉庫を利用して6年が経過した。

けっこうあるあるだと思うんだけど、最初のころは自宅の6畳間を商品保管部屋にして、

  • 仕入れた商品
  • 梱包した商品
  • 返品された商品

などなどを山積みにしていつも奥さんから怪訝な顔をされつつ、乱雑に保管された在庫の山を前にして途方に暮れていた。

そんなぼくがあえて毎月課金してまでレンタル倉庫を借りることになった経緯はこのあと見てもらいたいんだけど、結論として自宅兼倉庫はやめて近所に倉庫を借りるべき。

それも、出来るなら割安な屋外のコンテナではなくて、高くても空調とセキュリティー設備のある室内型トランクルームをおすすめする。

ハローストレージを選んだ理由

せどりはご存じのとおり在庫を抱えるビジネスモデル。まあこれをビジネスと呼ぶか否かは世間では定期的に熱く議論されてるんだけど、そこはいったん置いておく。

ぼくも在庫の保管や梱包の作業はそれまで自宅でやってたものの、開始半年もたたないうちに自宅の6帖間がとんでもないことになっていた。山積みされた在庫とダンボールがところ狭しと置かれていて収拾がつかない状況。

確かに自宅に置いておけば、家賃以上のコストはかからないし6帖間にいけばすぐに売れた在庫を取りだせるし、その点はいいんだけどモノに囲まれた生活のストレスが想像以上にきつかった。

トランクルームの存在は知っていたものの余計なお金は掛けたくない、でもこのまま生活スペースを侵食されて在庫が年中視界に入ってる状況からは脱したい。ジレンマ。

上記はハローストレージ公式HPより引用

そんなときに軽く調べてみると自宅から徒歩3分の距離にこんな感じの屋内型トランクルームを見つけた。しかもキャンペーンで3か月半額だ。とりあえず自宅の在庫を一時的にでも逃がしたい、3か月の間でほかに安いところが見つかれば乗りかえよう、くらいの気持ちで申し込んだ。

利用期間と利用したサイズ

これが間取り図。ぼくが利用してるところは、上のとおり0.9帖から6.9帖まで広さのバリエーションがある。

当時のタイミングで空いてる部屋で、なおかつ4か月目以降も利用し続けるケースも考慮して、いったん2帖~3帖のスペースが現実的なラインと判断した。

床面積で考えると決して広くはないけど、室内にメタルラックを3本設置することで高さの利点を取れる。

5段のラックが3本あると梱包済みの商品も収まりが良いし、梱包済みのダンボールなら滑りが良いので出し入れ時のカロリーも少ない。

ちなみにメタルラックは新品で購入するとけっこう高いので中古で探すほうがおすすめ。リサイクルショップで捨て値で落ちてることがあるし、気長に探せる時間があるならジモティーでタダでもらえることもある。

話を戻して、実際に契約した当時の費用と内訳は下記。

割引非適用だと3か月間の総額は54,250円、で、割引適用されると3か月間の総額は37,630円。

その差は16,620円だから約30%OFF

おわかりいただけるだろうか。3か月間半額キャンペーンって謳ってるけど、管理費とか保証パックとかの名目で実際はまるっきりの半額ではない。なんだか騙された気分だけど、こんなのはよくある話。

契約はWebで完結

自宅から近くのトランクルームを予算と広さを考慮して候補の倉庫を検索していく。自分に合った広さで、そしてキャンペーンのある部屋を見つけられたらぜひ検討のテーブルに載せたい。

申し込みの簡単さ

候補の部屋を運よく見つけられたら申し込み、といきたいところだがその前に「見積もり」というボタンをクリックして予算との乖離がないか確認をしていく。

見積もり画面に入るとわかるんだけど、ハローストレージもいくつかのオプションがある。主に以下。

  • 安心保証パック
  • ハロー宅配便
  • 梱包サービス
  • 梱包用ダンボール購入
  • ラック販売・組み立てサービス

結論からいうと安心保証パック(550円/月)以外は不要。余計なオプションを利用すると当然初期費用が跳ね上がるし、そもそも近所の倉庫であれば自分で荷物の搬出入するから、わざわざ利用する理由はない。

上記はハローストレージのラック組み立てサービスの商品ラインナップで、ご覧の通り鬼高い。

実際、メタルラックは楽天市場やAmazonで買えば断然安い。オプションの【ラック大】の金額にプラス4,000円出せば3本も買える。

そもそも個人的には倉庫のメタルラックなんて収納の機能さえ果たせれば新品である必要性はない考え。中古のラックを自宅に置くのにアレルギーある人はアイリスの新品が無難。

トランクルームの審査はある?確認される4つの項目

トランクルームの利用を検討する方の中には、契約するにあたり条件や審査があるのか?気になる方もいるかと思う。

トランクルームの運営会社によっては審査がある場合があり、ハローストレージも例外じゃない。

レンタル倉庫といっても、一般的に賃貸の住宅を借りるのと変わらなくて、審査では支払い能力があるかを判断されるから、せどらーでも売上と利益が出てない人は落ちる可能性がある。

一般的なトランクルームの審査で確認されるのは下記4項目。

  • 年齢
  • 収入
  • 住所
  • 信用情報

そして、審査に落ちてしまう人の特徴としては下記5項目。

  • 収入が十分にない
  • 未成年
  • 住所不定
  • 滞納履歴がある
  • 提出情報・書類に不備がある

これらの審査は、安全で信頼できるトランクルームの運営を維持するために必要な手続き。

くり返しにはなるけど賃貸アパートを借りるのと同じで、支払い能力がない人が借りちゃダメだし、おかしな輩が隣に引っ越してこられたらトラブルの元。

事前に必要書類を準備しておくことで、スムーズな契約手続きが可能だから、しっかり心がけたい。

スタッフの対応

Web申し込みしたあとのやりとりはすべてメールで済む。

会員登録から申し込み、契約後に送られてくるダイヤル鍵の送付連絡まで5通のメールだけ、電話はゼロ。時間の縛りもなくてスマート。

メール内容もテンプレ対応なので簡潔だしわかりやすい。

ハローストレージを検討、利用して感じたメリット、デメリット

ハローストレージを検討してから申し込みするまで、実際に利用してみて強く感じたのは上記。

後述するけどデメリットとしては、トランクルームの絶対数がまだ少ないことと、あっても屋外型と比較するとコストが高いこと。

でもそこをカバーして余りあるメリットがあるから、結局6年利用し続けてるというのがぼくの現状。

ハローストレージ屋内トランクの特徴

引用元:ハローストレージ公式HP

ぼくがなにより屋内型を推すわけは、防犯と空調以外にもエレベーターや手洗い場まである設備の充実ぶりにある。

順を追って説明する。

セキュリティ面(監視カメラ、入退室システムなど)

まず施設に入るためにはカードキーが必要。マンションのオートロックと同じで、建物内に入るには利用者が持っているカギがなければいけない。

不特定多数の人間が敷地内に出入りできる屋外型に対して、入口から無関係な人物を遮断できる時点で、セキュリティの高さは屋内型に軍配。

カードキーをかざして入室して、すぐ目の前に監視カメラ映像がモニターに映し出されている。

ぼくは利用者だから、なにも後ろめたさはないんだけど、入室時にすぐモニターに自分の姿が映し出されていて少しドキッとする。利用者にすらそう思わせるんだから、よそ者に対する心理的けん制効果は言うまでもない。

もちろん入口だけでなく各フロア通路にも監視カメラは設置されてるから、万が一にも盗難などの被害に遭ってもハローストレージに連絡のうえで被害届を出すまでの流れもスムーズだと思われる。

幸いぼくは6年利用してトラブルはゼロ。

倉庫の荷物出し入れで退館時にもカードキーをかざすのが少し面倒だったりするけど、防犯を担保するうえでの必要コストだと納得している。

清潔さや管理状態

定期的に清掃が入っているため、館内はいつも全体的に清潔な状態がキープされている。

屋外コンテナだと、その日の天気と駐車スペースの路面状況によっては部屋の中や通路が濡れたり泥などで汚れる場合があるから、屋内はそこの心配も無用なのがうれしい。

アクセスの便利さ

2023.05.31時点

ぼくはたまたま自宅から徒歩3分の距離に見つけられたからラッキーだった。

ハローストレージ全体でみても屋内トランクルームの比率はまだまだ少ないから、近所にあったら定期的に空き状況などチェックしてみてほしい。

利用中の体験

2024年の夏も猛暑日を連発しててマジで辟易してたんだけど、ちょっとした梱包や撮影は屋内で実施したりしてた。

昼間の日差しが入る、窓に面した通路で撮影すると、いい感じの明るさで商品の撮影もできて良い。ぼくは階段に腰掛けつつ、商品を通路に置いて撮影していた。

エレベーター利用で搬出入がラク

いつも台車を利用して荷物の搬出入をしてるんだけど、借りてる部屋は3階だからエレベーターがある点も非常に助かっている。

  1. カードキーを開けて台車をクルマの脇まで持ってくる
  2. 荷物を載せた台車を押して再度カードキーで入室
  3. エレベーターで上の階に移動
  4. 自分の部屋に移動して解錠、入室

荷物を搬入するまでの動きは以上。

部屋の南京錠

台車とエレベーターの能力を発揮することで、このオペレーション1回で120サイズダンボール8個の出し入れは余裕。

屋外型トランクと比較するまでもなくラクだし省エネ。

いちおう注意点を挙げると、月額使用料のほかに管理費がだれしも2,200円発生するんだけど、これは1階だろうと3階だろうと一緒。

つまり1階の利用者は部屋へのアクセスが容易な代償として月額使用料は割高になるうえ、エレベーターを利用する人と同額の管理費2,200円が発生し、1階の人はトータルの負担額が増えるという不平等な状況が起こる。

これはマンション管理費などと同じ概念なんだろうけど、住まいと倉庫はそもそもの位置づけが違うから、少しでも安くお得に利用していきたいなら2階以上の割安な部屋を借りるのがおすすめ。

24時間利用可能な点について

月に1回エレベーターの定期点検が平日の日中にあるから、そこに鉢合わせることもある。

ぼくは6年間の利用で1度だけ作業中に被ったことがあるけど、その時は点検終了間際だったみたいですぐにエレベーターを使わせてもらえた。

売れた在庫を急遽トランクルームから持ち出すようなケースも、ここは24時間365日出入り自由だし、屋内も常時LED照明が点いてるから気兼ねなく利用が可能。

屋外トランクだと、夜間の場合は駐車場の時点からライトが必要だろうから、積もり積もる手間を考えると地味にこの辺もデカかったりする。

温度・湿度管理の効果

全館空調で夏場も涼しい。

在庫の保管という目的でいえば自宅でもOKではあるものの、年がら年中エアコンの効いた部屋で保管する、というのは現実的じゃない。

8月の自宅電気代は約19,000円だった。

仮に在庫部屋があるとして、そこのエアコンを真夏に24時間フル稼働させてたとしたら2万円台後半に届いていたであろう。

うちは夫婦ふたり暮らしの分際で4LDKに住むほどのブルジョワだからいいけど。USO。

オーディオなどの精密機器は、保管温度があまりに高いと動作に影響する可能性があるから、トランクルームに置いておくことでリスク回避できたと思う。

冬場は暖房はないけど、空調管理で適温に設定されてるから、在庫への影響はない。

加えて、トランクルーム内は日光が遮断されており、屋内はLED照明なので商品のヤケなどのダメージもない。

月額料金の変動

月額料金が2024年4月に値上げされた。世知辛い。

従来)14,250円/月

現在)14,595円/月

とはいえまだ2%くらいのUPだから許容範囲。引き続きハローストレージにはこの価格帯を維持すべく頑張ってほしいところ。

ちなみに毎年の更新月である4月は更新料含め20,517円だったことから1年間の総支払額は181,062円。

他社との料金比較

ぼくは絶対譲れない条件として、自宅から5分以内の屋内型トランクルーム、としてた。

ここはそれぞれの属性や地域性とかが関係してくるから比較が難しいと思うんだけど、おあつらえむきに比較サイトがあるから利用を検討している人は下記。

トランクルームを探すなら「JAPANトランクルーム」

カスタマーサポート

ハローストレージの良いところは見積もりから契約までネットで完了してしまうところ。

とはいえ、万が一の利用期間中の突発的なトラブルの際は電話でも対応してくれる。

トラブル時の対処

月額使用料金とは別で「安心保証パック」という毎月550円のサービスがあって、正直言うとこういった保険の類のものはお守りでしかなくて基本的に不要。

実際、自分はトラブルの経験はゼロなんだけど、1度利用者が館内で閉じ込められていた場面に遭遇したことがある。

どうやら利用を終了して、画像のキーBOXに投函したはいいけどカードキーを退館時にかざすことができなくなったみたいだった。

ハローストレージのHPを見ると「よくある質問」にインロックした場合、なんていうQ&Aもあるくらいだから割とよくあるケースなんだと思うのでくれぐれも気をつけたい。

空間の有効活用

天井まで2メートルほどの高さを取れるのでラックをしっかり活用する。

3帖だとすると高さ2メートルの部屋の容積は約9.72〜9.92立方メートルだけど、しょっちゅう荷物の出し入れをする関係で、自身が通れる程度のスペースは確保したい。

ぼくは実質1帖くらいの床面は何も置かない部分を設けておくように工夫してる。

床まで侵食すると、目的の荷物にたどり着くまでに手前からいくつものダンボールを通路まで引っ張り出す、そしてまた戻す、という超非生産的な作業に追われることになるから気を付ける。

季節物の保管に最適

館内のエアコンで一定の湿度と室温が維持されているおかげで、荷物のカビなどの問題は発生したことがない。衣類なんかの保管にも有効。

「24時間空調環境」って自宅では実現が難しいと思うからここも大きなメリット。

ぼくみたいに商売してて商品を保管するなら、保管中の劣化や故障は絶対避けたいからこのコストをどこまで許容できるのか、十分に検討してほしい。

せどらーがハローストレージを6年間利用した感想まとめ

ハローストレージを6年以上利用してるってことは、エリアリンクスの売上120万円分に貢献したことになる。

数字でみると安くはないけど、それ以上にぼく自身の事業への売上にも多大な貢献をしてくれているのも事実。悔しいけどこの倉庫は、今やうちの大事なパートナーとして位置づけられている。

今後の利用予定

現時点で9月下旬となり、これから年末商戦とやらも控えているから、せどらーにとってはどうしても在庫が増える時期。

とはいえ、人間は容れ物が大きいと無意識にそこを埋めたがる生き物だから、一時的な在庫増に対応しようと安易に広いところに切り替えたりするのは避けたい。

だから弱小せどらーなりの、細く長く生きながらえる戦略で、引き続きこちらの部屋を利用していくつもり。

トランクルーム活用の可能性

トランクルームやレンタル倉庫ってわりと前からあると思うんだけど、こういう毎月課金されるようなサブスク系のサービスって、気をつけないとひたすら養分になる危険性を秘めているんだ。

そもそも日常使いで、トランクルームにまで保管しとくほどの大切なモノがそんなにあるのか、甚だ疑問。

とっくに用済みになってるのに捨てれず売れず、ただただ自宅のスペースを侵食された挙げ句レンタル倉庫に荷物を移動。

これって一時的に預けて「片付けた気分」になるってだけで、本質的には何も解決してない。

レンタル倉庫に更なる課金をしつつ、問題を先送りにしてるだけなんだ。

ハローストレージは良いサービスだし、ぼくはまだまだ利用させていただくけど、荷物の保管は無限地獄だからしっかり見極めていきたいところ。

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