ぼくの20年来の友人が乗っているバイクは現在も人気のあるホンダPCX125。
彼は当時、初期型PCXが発売されるや否や、日本仕様とも異なる製造国であるタイ仕様のPCXを新車で購入。
以来、彼の日常の足となって職場の往復と、独身の彼の貴重な食糧調達場所、「サミット(スーパーマーケット)」へのお買い物や、ごくたまにぼくのカブと行くツーリングに活躍していた。
なんだけど、彼がハーレーダビッドソンを購入することとなり、もてあましたPCXを6万で譲ってもらったのはこちらの記事。
彼はおおざっぱな性格のぼくと違って、バイクの乗り味やフィーリングに非常にこだわる性格でちょくちょくプーリー、ウェイトローラーやベルトのセッティングをしていたことは聞いていた。
そんな彼が通算4本目のマフラーをヤフオクで購入し、以前取り付けをしたときの記事を加筆修正しながら、いまはぼくの足となっているホンダPCX125を紹介したい。
革新的スクーターの原点:初代PCX125(EBJ-JF28)の魅力を解説
- 革新的なデザイン:
14インチの大径ホイールを採用し、スタイリッシュなボディデザイン。2024年のいまとなっては街中でやたら見かけるので、もはや原付二種の形状としてはありふれてしまった。 - 先進技術の搭載:
原付二種クラス初のアイドリングストップ機構を採用し、優れた燃費性能を実現。まあ実際は無くても困らない。 - 優れた燃費性能:
定地燃費値で53km/ℓという低燃費を達成し、経済性に優れていた。体感は40km/ℓくらい。デブだから。 - 実用性の高さ:
25Lの収納スペースやグローブボックスなど、使い勝手の良さも特徴。さらにリアボックスも付けて積載量は最高になってる。 - 快適な乗り心地:
14インチホイールと適切なシート高により、安定した走行と良好な足つき性を両立。身長187cmのぼくはらくらく。 - 高い安全性:
コンビブレーキシステムやディスクブレーキの採用により、安全性を向上。 - 環境性能:
PGM-FIと触媒により、当時の排ガス規制に対応。
初代PCX125は発売後わずか3週間で7,400台以上が販売される大ヒットモデルとなり、原付二種スクーター市場に新たな基準を築いている。
参考までにヤフオクで似たような総走行距離のものが165,000円で落札されてたから、相場より10万安く譲ってもらえたことになる。ぼくは買い物上手。
6万円のPCX125をレビュー
ここからは2018年当時の画像を使って紹介していく。
で、これがそのPCX125。
ぱっと見の外観だけでもノーマルとの違いがわかる人にはわかる、らしい。
バイク前面のウィンドシールドがクリアのものに、シート形状も変更されている。
あとお気づきだろうか。バイクのところどころが「錆びている」状態になっている。
じつはこれ、「エイジング塗装」というものが施されていて、彼の勤務していた会社が塗装関係だったんだけど同僚が空き時間にノリでこのように加工されたんだとか。
詳細は彼の会社のフェイスブックでも当時紹介されている。
人のバイクをノリで塗装するとか意味が分からないけど、ぼくはモノを大事にしないからこれぐらい汚めに加工してもらってるほうがちょうどいい。結果オーライ。
彼の通算4本目のマフラー「無限」
その前まで付けていた「SP忠男」 のオリジナルマフラーから、通算4本目のマフラーは「無限」。
そもそも無限は本家ホンダのお膝元、埼玉県朝霞市に拠点を構えるホンダの市販車用の各種パーツを製造・販売するメーカー。
本田宗一郎の長男である本田博俊がのち本田技研工業社長となる川本信彦らと創設した会社として知られている。
それまでのPCXのフィーリングに納得してなかった友人が行きついたのがこのマフラーだったというわけ。彼いわく「いままでのマフラーと比較するといちばん良いかも」との感想。こういうのは個人のこだわりの部分だから、どこまで行っても正解はないんだろう。
ぼくも友人もなかなかのいい年齢なのでマフラーのサウンドもあまり大きいとちょっと周囲の目が気になったりする。
想像してほしい。ブルンブルンと大きな音をあげてやってきたスクーターから降りて、ヘルメットを脱いだらけっこうなおじさんだった…って絵は痛すぎ。
まあ友人は実年齢より若いルックスなので、さほど違和感は無いと思うんだけど、今後長く乗っていくならそれ相応の落ち着いた雰囲気で乗りこなしたいという気持ちはよく理解できる。
で、そのマフラーのサウンドはこんな感じ。
まあ純正マフラーと比較しても適度にエキゾースト音があってなかなか似合っている印象。
ぼくも自分のスーパーカブ90をそろそろいじろうか、なんて思ってたけどPCXが手に入ったからヤフオクに出品したら10万になった。20年前に7万で買ったやつなのに、プラスになるという珍事。
中古は奥が深い。
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